まずはマウスピースを購入

２０代の頃、メイシオ・パーカーの『Mo' Roots』を聴いて「アルトサックスを吹いてみたい！」と思い立ったものの「サックスは高いし、途中で挫折するかもしれないし・・・」と考えると、なかなか踏み切れませんでした。あれから十数年経ち、もう３０代も後半。あれこれ迷ってる時間の方が惜しい、と思い切ってサックス教室に申し込んできました。

サックス教室では楽器は貸してもらえますが、マウスピースは自分で用意して下さい、との案内があり、早速近くの楽器店へ買いに行きました。

店員さんにサックスを始める話をすると「これ吹いてみません？」と出してきたのがセルマーの「リファレンス」というジャズ向けのアルトサックスでした。「え！いや、僕まだ吹いたことないんです・・・」と尻込みすると「大丈夫。すぐに音出ますから。」と笑いながらアルトを差し出してくれます。

気を取り直し、教えてもらったとおりに下唇を歯の上に巻き込むようにしてマウスピースをくわえてみます。最初のうちは「ピーッ！」という高い音がでてしまい、うまくいきません。これを何回か繰り返すうちに、それらしい「ブオーッ」という低い音が出ました。次にアルト本体につないで吹いてみると、案外簡単に音が出るではないですか！

これ、けっこう興奮します。お腹に響く低音が心地よいです。マウスピースは、アルト・リコーダーの唄口（うたくち）に似ていて、下側にリード（葦（あし）でできた薄いへら）をネジで固定してあります。これを振動させて音を出す仕組みのようです。

いやぁーがぜんやる気が沸いてきました、アルトサックス(^-^)

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